降圧剤の服用と顔面紅潮メカニズムと食事療法の併用

降圧剤には、カルシウムブロッカー、ARB、ACE阻害薬、β遮断薬、利尿薬など様々なものがあります。降圧剤の最大の治療目標は、目標血圧まで降圧することですが、それ以外の付加価値も考えながら、患者さんに合った薬を選択するようになります。
顔面紅潮メカニズムに関してですが、顔面紅潮は降圧剤の中でもカルシウムブロッカーに出やすい副作用ですが、いずれの降圧剤でも発現する可能性があります。カルシウムブロッカーで顔面紅潮が発現しやすいのは、カルシウムブロッカーが血管を拡張することで血圧を下げる薬だからです。顔面紅潮メカニズムを一言で説明すると、血流量増加によるものです。カルシウムブロッカーを服用すると、血管平滑筋が弛緩して、血圧が下がります。それと同時に血流量は増加します。血流量が増加することによって、顔面に血の赤色が強く出るようになります。それが顔面紅潮メカニズムの全てです。
また、降圧剤服用と食事療法の併用に関してですが、積極的に行うべきです。特に塩分摂取量は血圧に直結するためしっかりと食事療法で管理する必要があります。1日摂取量の目安としては、男性の場合は8.0g未満、女性の場合は7.0g未満となっています。ただ降圧剤の中でも一部の利尿剤は低ナトリウム血症になるリスクがあります。ラシックスなどループ利尿薬がその一例です。もし減塩療法を過度に行いすぎ、利尿薬を使っていると、過度の低ナトリウム血症が起こり、低血圧となり、めまい、ふらつきなどが起こることがあります。もしそのようなことがあった場合には担当医に相談をしましょう。
つまり、塩分制限の食事療法をする場合には、使っている降圧剤次第では、ある程度の摂取は心がける必要もあるのです。